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人権擁護活動の推進及び人権尊重思想の普及高揚に寄与します

委員活動

【資料4】自作シナリオ:一人ぼっちにしないで!

一人ぼっちにしないで
2012.12/4 「思いやりの心を育む人権教室」
山 鹿 市 立 ○ ○ 小 学 校    

【登場人物】
先生( 担任 ) 児童( 山鹿太郎、 男子A 女子B 女子C 男子D )
人権擁護委員(女性)  ナレ−ション

【はじめに】

@ 「人KENまもる君・あゆみちゃん」の掛け合いで自己紹介する。

A @がすんだら、ナレ−タ−が、次の言葉をのべる。


◆ 私たちは、啓発の寸劇を見ていただいて、「みんなが仲良く・楽しい暮しができるようにしてほしい」と願っています。

◆ さて、今日はどんなお話でしょうか。早速始めたいと思います。上手にできないかもしれませんが、一生懸命やりますので、最後まで見てくださいね。
寸劇の題名は、「一人ぼっちにしないで!」です。


【ナレ−ション @】

◆ ここは、ある小学校の4年生のクラスです。

このクラスは、とっても元気のいい子が沢山いる学級です。

その中で、山鹿太郎君は、おとなしくて自分の気持ちをうまく友だちに伝えることができません。だから、いつも一人でいることが多いようです。

さて、今年も4年生では、みんなが楽しみにしている「見学旅行」に行くことになりました。

先生・・・・「皆さんが楽しみにしている見学旅行の日が近づきましたね。
そこで、今日はグル−プ分けをしたいと思います。」

児童A・・・「先生、どんなふうに分けるんですか?」

先生・・・・「さぁて、どんな分け方がいいと思いますか?」

児童B・・・「好きな人同士がいいと思います。」

児童A・・・「ひと班に何人ずつですか?」

先生・・・・「ひとグル−プ5人ずつにしたいと思います。」

児童C・・・「先生、もう5人ずつの班を作っていいですか?」

先生・・・・「はい、いいですが、クラスの中でさびしい思いをする人が出ないように、気をつけて班を作ってくださいね。

【ナレ−ション A】

◆ 早速、子どもたちはワイワイ言いながら、友だちの名前を呼び合ってグル−プを作りました。ところが、太郎君はどこのグル−プからも声をかけてもらえませんでした。

そこで、先生は4人のグル−プの中に太郎君を入れるように言われました。

これで、一応グル−プづくりは出来ました。

でも、太郎君は、自分の名前を呼ばれなかったことで、みんなから仲間外れにされたと思い、さびしくなって学校へ行くのが嫌になりました。

さて、翌日の朝のことです。

先生・・・・「おや、太郎君は来てないね。どうしたのかなあ・・・」

児童D・・・「太郎君は、来ないんですか?」

先生・・・・「誰か、太郎君のことを聞いていませんか?」

児童B・・・「先生、何も聞いていません。」

児童C・・・「風邪をひいたのかなあ・・・」

先生・・・・「いいです。先生が太郎君の家に連絡してみましょう。」

【ナレ−ション B】

◆ 先生は、太郎君の家に電話をしてみました。

するとお母さんから、「熱はないけど頭が痛いと言って、学校に行かないと言うので困っているんです。」と告げられました。

"太郎君は、誰にも自分の本当の気持ちを話すことができません。"

しばらく考えていた太郎君は、学校でもらった「SOSミニレター」のことを思い出しました。

そして、「SOSミニレタ−」を使って、「一人ぼっちで困っていることや今からどうすればよいか相談したいこと」を、次のように手紙に書いて、郵便ポストに入れました。

【太郎君からのSOSミニレタ−】 ⇒ 太郎役の人が朗読する。

ぼくは、小学校の4年生です。

クラスの中で、いつも一人ぼっちです。

友だちと一緒に遊びたいと思うけど、だれからも誘ってもらえません。

自分から言う勇気もありません。

この間、見学旅行のグル−プ分けの時、ぼくはどのグル−プからも誘われませんでした。そして、先生から4人のグル−プに入れてもらいました。

ぼくは、いつも仲間外れにされているようです。

学校には行きたいけど、行けません。

どうしたらいいでしょうか。教えてください。

誰にも言えず、ミニレタ−を思い出して書きました。

よろしくお願いします。

山鹿太郎より

【ナレ−ション C】

◆ 一週間ほどして、SOSミニレタ−を読んだ人権擁護委員さんから、次のような返事が届きました。それには、次のように書かれていました。

【人権擁護委員さんからの返事】⇒人権擁護委員役の人が朗読する。

山鹿太郎さん、お手紙ありがとう。

私は人権擁護委員の○○と言います。

勇気を出して手紙を書いてくれたのですね。いつも仲間外れにされているみたいで、辛いですね。また、見学旅行にもみんなと楽しく参加したいですよね。

太郎さんの手紙から、お友だちと楽しく過ごしたいという、心からのメッセ−ジが強く読み取れました。

そこで、これからの学校生活を安心して、楽しく過ごすためには、何もしないでいては、今までと同じなので、次の2つのことをやってみてはどうですか。

一つは、「思い切って自分の気持ちを友だちに話してみること」です。

友だちも太郎さんの本当の気持ちが分かると、誘ってくれるかもしれないですよ。

二つめは、「今の気持ちをお家の人や先生に話して相談してみること」です。そうしたら、うまく解決してくださると思います。

でも、どうしても家の人や先生に相談ができなくて、心配や不安が残るようだったら、またミニレタ−に書いて送ってください。私たちは、太郎さんが安心して楽しく学校生活が過ごせるようになるまで、応援していきますよ。

では、お元気でね。さようなら。

【ナレ−ション D】

◆ 太郎君は、人権擁護委員さんから返事をもらったことから、勇気を出して今の気持ちを先生に話してみました。

すると先生は、「太郎君の話をしっかり聞いてくれて、これまで悩んでいたことに気づかなくてごめんね。すぐに、クラスのみんなで話し合って解決するからね。」と言って、話し合いを持つことになりました。

先生・・・・「みんな、太郎君のことをどう思っているか教えてくれないかなあ。」

児童D・・・「太郎君は、いつも一人で本を読んでいるので、誘いませんでした。」

児童B・・・「太郎君は、自分から何も話してくれません。だから、一人でいるのが好きなんだと思っていました。」

先生・・・・「では、グル−プ分けの時、太郎君は一人残されてどんな気持ちだったと思いますか。もし、君たちが太郎君だったら、どんな気持ちになるだろう。」

児童C・・・「私が、そうだったら悲しくなります。」

児童A・・・「ぼくは、悔しいです。」

児童D・・・「ぼくは、学校へ行きたくなくなるかもしれません。」

先生・・・・「そうだね。みんな太郎君の今の気持ちが分かってくれたようだけどでは、どうしたらいいと思う。」

児童A・・・「これからは、太郎君を誘って一緒に遊びたいと思います。」

児童B・・・「私も、太郎君に話しかけます・・・」

児童全員・・・ (大きな声で) 「そうします。」

先生・・・・「太郎君の今の気持ちはどうですか。」

太郎・・・・「みんなありがとう。今日は、仲間外れでなかったということが分かって嬉しいです。これからは、ぼくも勇気を出して、みんなに話しかけたいと思います。」

先生・・・・「今日は、みんなと太郎君の気持ちが通じ合って、先生はとっても嬉しかったよ。これからも一人で悩まず、何か問題や困ったことがあったら、みんなで解決していこうね。」

【ナレ−ション E】

◆ 太郎君は、一人で悩まず勇気を出して先生に話したことで、クラス全体で話し合いが出来て、みんなと気持ちが通じ合いよかったですね。

◆ 太郎君もクラスのみんなも、これからは勇気を出してみんなに話しかけ、楽しく学校生活が送れることでしょう。

◆ ○○小学校の皆さんは、「いじめ」で困っている人はいませんか。「家庭や学校生活で悩んでいる人」はいませんか。悩んだり苦しくてたまらない時は、誰かに話すことで解決の道が開かれることにつながります。

◆ あなたの周りには、身近に相談する人はいますか。私たち人権擁護委員はいつでも相談を受け止めるあなたの味方です。決して一人で悩まず、相談してください。

◆ 友だちが困っていることに気づいたら、「声をかける勇気、そして自分の過ちに気づいたら、謝ることにも勇気」を出して行動しましょう。

◆ ○○小学校の皆さん「勇気の一歩を踏み出しましょう。」
これで、寸劇「一人ぼっちにしないで!」を終わります。

◆ それでは、今日出演しました人権擁護委員を紹介します。


配 役(担当) 氏    名 備    考
先 生(男性)
山鹿太郎(男子)
児童A(男子)
児童B(女子)
児童C(女子)
児童D(男子)
人権擁護委員(女性)
ナレ−ション

【おわりに】

◆ 最後になりましたが、私たち人権擁護委員は、今後もみんなの人権が守られ、一人一人が生き生きと楽しい暮らしができるようにお手伝いしますので、どうぞ宜しくお願いします。本日は、ありがとうございました。



活動報告 本 文 啓発の実効性を高め、委員が達成感を味わえる人権教室
〜「自作シナリオによるうちわ劇」の取組〜

活動報告 資料1 シナリオの一部抜粋:「SOSミニレターを読んだ人権擁護委員さんからの返事」

活動報告 資料2 ステージ発表:人権教室実施計画書

活動報告 資料3 人権教室スナップ風景

活動報告 資料4 自作シナリオ:「一人ぼっちにしないで!」



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